【ニュース】ChatGPTの常駐AIエージェント「Dots」、企業向けプランで11月18日から"標準でオン"に — 管理者が確認しておきたいこと
OpenAIの常時稼働型AIエージェント「Dots(ドッツ)」が、ChatGPTの企業・教育・医療向けプランで、2026年11月18日から標準で使える状態(オン)になります。OpenAIのヘルプセンターで案内されています。
これまで企業向けのワークスペースでは、Dotsは管理者が有効にしない限りオフでした。11月18日以降は、管理者がオフにしない限り使える状態に変わります。会社でChatGPTを使っている人、特にIT管理者の方は、確認しておきたい変更です。
3行でわかる今回のニュース
- ChatGPT Enterprise・Edu・Healthcareで、Dotsの「管理者向けプレビュー」が11月18日まで
- 11月18日以降は標準でオンに。使わせたくない場合は、管理者がオフにする必要がある
- パソコン本体への接続(ローカルアクセス)は別の設定で、標準ではオフ
Dotsとは?(おさらい)
Dotsは、OpenAIが2026年9月のDevDayで発表した、ユーザーがログアウトしたあとも働き続けるAIエージェントです。
- 自分専用のクラウド上のコンピューターで動く
- メールやカレンダー、資料などのアプリとつながる
- 継続的な仕事を引き受けて、進めてくれる
詳しくはDotsの発表記事で解説しています。
何が変わる?
| 時期 | 企業向けワークスペースでのDots |
|---|---|
| 11月18日まで(管理者向けプレビュー) | 標準でオフ。管理者が有効にすれば使える |
| 11月18日以降 | 標準でオン。管理者がオフ(オプトアウト)しない限り使える |
つまり、何もしなければ、11月18日から社員がDotsを使えるようになるということです。
管理者が確認したい4つのポイント
1. 使わせるか、オフにするか
会社としてDotsを使わせるかどうかを、11月18日までに決めておきましょう。まだ社内ルールが整っていない場合は、いったんオフにして、準備ができてから有効にするという選択肢もあります。
2. ローカルPCへのアクセスは別設定
ヘルプセンターによると、Dotsが社員のパソコン本体にアクセスする機能は、別に管理者が許可(オプトイン)する必要があり、企業向けでは標準でオフです。
パソコン本体へのアクセスは、社内のファイルや情報に触れる可能性があるため、慎重に判断したい設定です。
3. モデルの設定は適用されない
ヘルプセンターでは、企業向けのモデルの管理設定や標準設定は、Dotsには適用されないと説明されています。ChatGPTの通常の設定で使えるモデルを制限していても、Dotsは別扱いになる点に注意が必要です。
4. 電話のメッセージ連携は使えない
iMessage、RCS、WhatsAppなど、電話のメッセージを通じたDotsとのやりとりは、企業向けでは使えません。
社員として気をつけたいこと
会社でDotsが使えるようになったら、次の点に気をつけましょう。
- 会社のルールを確認する:Dotsに任せていい仕事、つないでいいアプリを確認する
- 小さな仕事から任せる:情報の整理や下書きなど、失敗しても困らない作業から
- 送信や削除は確認してから:取り消せない操作は、人が確認するルールに
- 作業記録を見る:Dotsが何をしたのか、定期的に振り返る
AIエージェントへの仕事の任せ方は、コラム「AIエージェントに「任せていいこと」と「任せないほうがいいこと」」で詳しく紹介しています。
なぜ「標準でオン」にするの?
OpenAIの狙いは、Dotsをより多くの人に使ってもらうことでしょう。管理者が一つずつ有効にする方式では、なかなか利用が広がりません。
一方で、企業にとっては、知らないうちに新しいAIエージェントが使える状態になることは、情報管理の面で注意が必要です。特に、常に動き続けて多くのアプリとつながるAIエージェントは、従来のチャットAIより影響が大きくなりえます。
私たちにどう関係する?
会社でChatGPT Enterpriseを使っている人
11月18日以降、自分のChatGPTでDotsが使えるようになるかもしれません。使う前に、会社のルールを確認しましょう。
IT管理者
11月18日までに、Dotsをどうするかを決めておく必要があります。オフにする場合は、管理画面での設定を忘れずに。
個人でChatGPTを使っている人
今回の変更は企業・教育・医療向けのワークスペースの話です。
よくある質問
Q. 個人のChatGPT Plusにも関係ある?
今回の「11月18日から標準でオン」は、Enterprise・Edu・Healthcareのワークスペースについての案内です。
Q. オフにする方法は?
ワークスペースの管理者が、管理画面から設定できます。詳しくはOpenAIのヘルプセンターを確認してください。
Q. Dotsはパソコンのファイルを勝手に見る?
パソコン本体へのアクセスは別の設定で、企業向けでは標準でオフです。管理者が許可しない限り使えません。
編集部の見方
新しい機能が「標準でオン」になるのは、ソフトウェアの世界ではよくあることです。ただ、AIエージェントは、社員の代わりに行動するという点で、これまでの機能とは重みが違います。
便利な道具を使わない手はありませんが、「気づいたら使える状態になっていた」ではなく、会社として使い方を決めてから導入することが大切です。11月18日は、社内のAIルールを見直すよいきっかけになるでしょう。