【2026年最新】Gemini Notebook(旧NotebookLM)の使い方 — 資料を読み込ませて"自分専用のAI"をつくる完全ガイド
「この資料の要点だけ知りたい」「たくさんのPDFから必要な情報を探したい」「勉強した内容をポッドキャストのように聞きたい」。そんな願いをかなえてくれるのが、Googleの「Gemini Notebook(ジェミニ ノートブック)」です。
以前は「NotebookLM(ノートブックエルエム)」という名前で知られていましたが、2026年7月16日に名前が変わりました。この記事では、名前が変わって何が変わったのか、何ができるのか、どう使えばいいのかを、具体例とともに詳しく解説します。
3行でわかるGemini Notebook
- 自分の資料(PDF、Webサイト、動画など)を読み込ませて、その内容だけをもとに答えてくれるAI
- 資料から、音声の解説、動画の解説、マインドマップ、クイズなどを自動でつくれる
- 無料で始められる。Google AIの有料プランに入ると上限が増える
NotebookLMから何が変わった?
変わったこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | NotebookLM → Gemini Notebook |
| ロゴ | Geminiと同じ青から紫のグラデーションに |
| URL | notebook.google.com(以前のアドレスからも自動で移動) |
| Geminiアプリとの連携 | Geminiアプリでつくったノートブックが、Gemini Notebookと自動で同期 |
| 新機能 | ノートブックごとの「安全なクラウドコンピューター」でコードを実行(上位プランから順次) |
変わらないこと
- これまでのノートブック、資料、共有リンクはそのまま使える。移行の作業は不要
- 資料にもとづく要約、質問への回答、音声解説などの主な機能はそのまま
Googleによると、このツールは2023年に「Project Tailwind」として始まり、これまでに3,000万人以上、60万以上の組織に使われてきたとのことです。
ふつうのチャットAIとの違い
| 項目 | ふつうのチャットAI | Gemini Notebook |
|---|---|---|
| 答えのもと | AIが学習した幅広い知識 | 自分が入れた資料 |
| 出典 | 示されないこともある | 資料のどこに書いてあるかを示す |
| 向いていること | 幅広い質問、アイデア出し | 資料の要約、調べもの、勉強 |
いちばんの特徴は、自分が入れた資料をもとに答えることです。答えには、資料のどの部分にもとづいているかが示されるので、本当にそう書いてあるか、すぐに確かめられます。AIのもっともらしい間違いが心配な人にも使いやすいツールです。
何ができる?
1. 資料について質問する
資料を読み込ませたら、チャットで質問できます。
この報告書で、来年度の課題として挙げられていることを3つまとめて
この3つの資料で、意見が食い違っているところはある?
2. 音声解説(Audio Overview)
資料の内容を、2人の話し手が会話する形式の音声にしてくれる機能です。ラジオ番組やポッドキャストのように聞けるので、通勤中や家事の合間に、資料の内容を耳で学べます。
3. 動画解説(Video Overview)
資料の内容を、図やスライドを使った解説動画にしてくれます。2026年には、より映画のような表現の動画解説も加わりました。
4. マインドマップ
資料の内容を、枝分かれした図にまとめてくれます。全体の構造をひと目でつかみたいときに便利です。
5. クイズ・フラッシュカード
資料の内容から、確認問題や暗記カードをつくってくれます。試験勉強や資格の勉強に役立ちます。
6. ディープリサーチ
自分の資料だけでなく、Webから情報を集めてレポートにまとめる機能もあります。調べものの最初の一歩として便利です。
始め方(5ステップ)
- notebook.google.com を開き、Googleアカウントでログインする
- 「新しいノートブック」をつくる
- 「ソース(資料)」を追加する(PDF、Googleドキュメント、WebサイトのURL、YouTubeの動画、テキストなど)
- 右側のチャットで質問したり、「スタジオ」から音声解説などをつくったりする
- 必要に応じて、ノートブックをほかの人と共有する
画面は、大きく3つに分かれています。
| エリア | 役割 |
|---|---|
| ソース | 読み込ませた資料の一覧 |
| チャット | 資料について質問する |
| スタジオ | 音声解説、動画解説、マインドマップなどをつくる |
無料版でどこまで使える?
無料版の主な上限は、次のとおりと紹介されています。
| 項目 | 無料版の上限(目安) |
|---|---|
| ノートブックの数 | 100個 |
| 1つのノートブックの資料の数 | 50個 |
| 1つの資料の長さ | 50万語 |
| チャットの回数 | 1日50回 |
| 音声解説の作成 | 1日3回 |
個人で使うなら、無料版でも十分という人が多いでしょう。Googleの公式の料金ページでは、Google AI PlusやGoogle AI Proに入ると、Gemini Notebookの上限が無料版の5倍になると案内されています。プランの詳細は「Geminiの料金プラン比較」でまとめています。
活用例
仕事
- 会議の準備:関係する資料をまとめて入れ、「論点を整理して」と頼む
- マニュアルの検索:分厚い社内マニュアルを入れておき、困ったときに質問する
- 報告書の要約:長い報告書を入れて、上司向けの要約をつくる
- 競合の調査:複数の企業の公開資料を入れて、比較表をつくる
勉強
- 試験勉強:教科書や講義のノートを入れて、クイズをつくる
- 論文を読む:英語の論文を入れて、日本語で要点を聞く
- 音声で復習:勉強した内容を音声解説にして、移動中に聞く
暮らし
- 家電の説明書:説明書のPDFを入れておき、「このエラー表示の意味は?」と聞く
- 旅行の計画:観光地の情報をまとめて入れて、旅程を考える
- 趣味の研究:好きなテーマの資料を集めて、自分だけの百科事典をつくる
上手に使うコツ
資料をテーマごとに分ける
1つのノートブックに何でも入れるより、「仕事のプロジェクトA」「資格の勉強」のようにテーマごとに分けると、答えが的確になります。
質問は具体的に
「まとめて」より「上司に報告するために、結論と理由を3行で」のように、目的と形を伝えると、使いやすい答えが返ってきます。頼み方のコツはプロンプトの書き方も参考にしてください。
出典を確認する
答えに示された出典をクリックすると、資料のその部分が表示されます。大事な情報は、元の資料で確かめましょう。
注意したいこと
- 機密情報の扱い:仕事で使う場合は、会社のルールを確認しましょう。会社でGoogle Workspaceを使っている場合は、会社向けの設定が適用されます
- 著作権:他人の資料を共有するときは、権利に注意しましょう
- AIの答えも間違うことがある:資料にもとづくとはいえ、読み間違いがないとは限りません
- 音声解説は「要約」:細かいニュアンスが省かれることもあるので、大事な部分は資料を読みましょう
よくある質問
Q. NotebookLMはもう使えないの?
名前が変わっただけで、同じサービスです。以前のアドレスにアクセスしても、自動で新しいアドレスに移動します。
Q. 日本語の資料でも使える?
日本語の資料を読み込ませて、日本語で質問できます。
Q. スマホでも使える?
スマホのアプリやブラウザで使えます。Geminiアプリでつくったノートブックとも同期されます。
Q. 入れた資料はAIの学習に使われる?
Googleの公式ヘルプやプライバシーポリシーで、データの扱いを確認してください。仕事で使う場合は、会社のルールにも従いましょう。
まとめ
Gemini Notebook(旧NotebookLM)は、自分の資料を「話しかけられる資料」に変えてくれるツールです。
- 資料をもとに答え、出典も示してくれる
- 音声解説、動画解説、マインドマップ、クイズなど、学びに役立つ機能が豊富
- 無料で始められ、個人なら無料版でも十分使える
まずは、手元にある長いPDFを1つ入れて、「要点を3つ教えて」と聞いてみてください。その便利さに驚くはずです。